2023年振り返り
ひっさびさにかく。
Stockr開発メンバーと一緒にふりかえり Advent Calendar 2023の24日目!だいぶ遅くなってしまってすみません。
話すトピック
会社辞めた
会社にジョインしてからは、プロダクトがない状態からプロダクトを作って、どうグロースさせるか考えたり、採用やチーム作り、技術負債とのバランスを向き合い続けてきたりと思い返すと色々な経験をしていたなーと。もっともっと会社を成長できなかったのは残念だし、土台の一部分でも貢献できたのかなーなんては当時思っていたが、まだまだできたことありすぎたなと自分の不甲斐なさに最近思うことはたくさんあるけどまたどこかでまとめる。
フリーランスになった
会社を辞めてからは、フリーランスになって色々なお手伝いをしてみている。
- PM
- データ基盤/CRMの開発
- 組織開発、プロダクトチーム作り、 育成
- 生成AIを使ったプロダクト開発
この中だと特に組織開発はCTOしていた時に一番好きだった領域で、どういうチームにして、どういうふうに育成しようか・・は自分のWant to(やりたいこと)にやんわりと近くて、もっとやっていきたいなと思う。
コーチングを学び始めた
組織開発の支援をしている会社の方から誘われたコーチングスクールをきっかけに本格的にコーチングを学び始めている。 その時までに印象にあったコーチングは、コーチ側の言葉でゴール設定したり、目標管理したりするものが多く、あとは少しカウンセリングっぽいと思っていたが、今習い始めたところは本当にやりたいことを見つける手伝いをし、現状の外へゴール設定をしていくやり方を主にとっていて、自分がやってみたいなとおもうやり方ですごく楽しい。
何年前かによんだ、サピエンス全史に書かれている人間が優れているのは「虚構を信じる力」の能力と書かれていて、とても衝撃を受けてその後もずっと考えていた。ソーシャルメディアの生態系という本では、SNS全体を「ソーシャル・オーガニズム」という造語で、一つの有機体とみなし、ミームによって伝播し、どういう変貌を遂げていくかが書かれている。今なぜこの話をするかというと、自分が7年前くらいから「世界一のプロダクトを作る」ということを目標にやっていたが、「世界一のプロダクトを作る」ことというより、「世界一のプロダクトを作る環境」が好きで、その環境こそが皆が虚構を信じていていたり、一つの有機体のようなチームになっていて、そのプロセスにかなり興味が湧いていたからだ。実際、フリーランスになっても、スタートアップの会社と話をする時に、代表や役員がどれだけ自分たちがやっていることを信じているかをよく見ていて、その虚構を信じるプロセスやそれにかける情熱が自分の中でかなり高い優先度になっていた。
コーチングから話がだいぶ飛んだように思えるが、この虚構(見えない何かであり、信念も近しいものだと思っている)をどう見つけ出すか、信じさせるかにおいては似ているんじゃないかなーと思っている。 プロダクトや組織のリーダーシップを取る上で、自分で虚構を生み出し、信じるというプロセスを得ないと、うまく人を巻き込めないが、それを他の人にやってあげられるなんて本当にすごいことだ。似たようなことを言うけど、やらせるのではなくて、自分がやっているという感覚にさせることだ。
そんなこんなで、コーチングはまずは自分を変えれないと相手にも同じことができないので、自分が本当にやりたいことを見つけ、それを本気で信じるというプロセスを今やっているが、このプロセス自体が面白くて、今はこれがやりたいことに近い。